第一回1994年11月 13日・14日於/小倉山二尊院
千二百年の都・京都。
悠久の時を経て、独特の香りと魅力を育んできたこの地で、日本古来の伝統を再現、独自の美学と自由奔放な発想で遊興を楽しむ「婆娑羅」のごとく、現代の完成で創造した贅沢な「遊び」が催された。
第二回1995年11月 19日・20日於/法然院
太古から現在に残る美しい山々や森、川や池。自然と歴史と文化が絶妙のバランスで共生している京の町。いにしえびとも愛したであろう京の自然の中で移ろいゆく時間を楽しむ、鮮やかに色づいた東山山麓鹿ヶ谷・法然院にて開催。
第三回1996年11月 17日・18日於/高台寺
戦乱の世を制し、豪華絢爛を好んだ豊臣秀吉もこの世の栄枯盛衰を嘆いたという。秀吉とその正室「ねね」ゆかりの東山・高台寺。
はかなくも美しい秋の世の宴、演者全員が桃山時代の装束姿で伝統と現代、洋と和の世界を表現した。
第四回1996年11月 23日・24日
四季折々に美しい風景を見せる京都。
山々が、町全体が黄金色色づく秋にはことさらに輝きを増す。うつろいゆく秋の風情を堪能すべく、晩秋の夜、紅葉の名所として名高い永観堂禅林寺は幽玄の世界に包まれた。
第五回1998年11月 15日・16日於/大本山 大覚寺
いつの世も変わらない人々の迷い、苦悩はどこをさまよい、どこへたどりつくのか…。
「普遍」をテーマとした魂の巡礼は、嵯峨大覚寺・大沢池のほとりを舞台に、世界の一流アーティストによって描き出された。